2009年01月03日

「走れメロス」1992年、アニメ映画

1992年7月18日より劇場公開されたアニメ映画
http://ja.wikipedia.org/wiki/走れメロス_(アニメ映画))



原作 太宰治
脚本・監督 おおすみ正秋
音楽監督 小田和正
キャラクターデザイン・作画監督 沖浦啓之
美術監督 大野広司
セルワーク色彩設計 小林美代子
撮影監督 森下成一
音響監督 山田悦司
制作 ビジュアル80

原画
 井上俊之   今敏

 森田宏幸   鈴木三千代
 川名久美子  三原三千雄
 松田勝己   宮沢康紀
 渡辺すみお  小林正之
 岡村天斉   磯光雄
 才谷梅太郎  結城明宏
 矢吹勉    大貫健一
 武田一也   井沢晴美
 小森高博   うつのみやさとる
 菅沼栄治   新谷憲
 江田怜子   伊藤浩二
 道籏義宣   竹内一義
 青山浩行   清山滋崇
 こさこ吉重  濱洲英喜
 福田道生   松尾慎
 斎藤卓也   都留稔幸
 山下敏成   吉野高夫
 橋本晋治   松井理和子
 神戸洋行   加来哲郎
 千葉ゆみ   貴志夫美子
 吉田健二   中沢一登
 高橋しんや  松田宗一郎


スタッフロールってのはなあ、脚本と監督とキャストだけ見せりゃいいってもんじゃねえんだよ!

 スタッフロールってさ、これだけたくさんの人がひとつの映画を作ったんだなぁ・・って
 映画を作った人たちにね、ありがとうって 最後まで敬意を払わなきゃだめなんだよ


っていうようなことを1998年放送の邦ドラ「チェンジ!」で浅野温子扮する神崎瑞穂が言ってたのを思い出したんだ!!!!http://ja.wikipedia.org/wiki/チェンジ!)

 ということでMXは責任を持って土下座!!!

原画から動画から最後のよくわかんないスタッフロールまで流せよあとテレ東も劇場版BLEACHで端折ってんじゃねえよばか!!!!!!


と、にわか作画オタが発狂しちゃうので原画ぐらいまではちゃんと長そうよ。ね?作オタ楽しみにしてるからね。スタッフロール。ていうかキャストでさえも全部流さなかったよねMXは。ん?これはどういうことかな??


まあ私もスタッフロールの隅々まで見て各々のスタッフに敬意を払うなんて真似は到底出来ることじゃねえし無論してませんがなるべくスタッフロールが終わるまでは見ているようにしてます。
まあ気持ちの問題ですけどね。自分が満足出来ればいいんです。通路も混んでるしね。

あとはさっさとDVD発売しろやボケ!!!
ユンカースカムヒアでさえDVD発売してんだから走れメロスも絶対いけるでしょ!!ねえ作画オタに貢献しようよ!!!ねえ絶対おかしいよね!!!!

・・大人の事情なのかな。。悲しい



で、本編。
これね、すごいですよ。
1回目をどこで見たかは忘れましたが(netだったかな?)、これはねえ、すごいです。
昨日こんな↓記事を読んだせいか、
 「一人脚本研究会」ttp://siroirukas.exblog.jp/9665297/
 「第一回フリクリをマジメに賞賛する会」ttp://siroirukas.exblog.jp/9699170/

ウテナです。もう完全にウテナ。いや、ちょっと語弊があるけど、でも確実に言えるのは、これはホモアニメじゃない。
・・まあ表面だけ見るとうほっぽく見えるんですけどね。それはフィルターです(こちら参照→ ttp://siroirukas.exblog.jp/9665297/)



題名に「メロス」とありますがこれはどっちかとか吟味しなくても主人公はセリヌンティウスです。(おっ!いつになく大きく出るねぇ〜)

太宰治の原作とはかなり違うと思います、多分。
多分というのは、私はこっちの大元の原作を読んだことがない(いや授業では習ったけど都合よく忘れてるんでね!!)のでこのアニメ映画は脚本・監督であるおおすみ正秋氏の世界と解釈が強いように思います。(多分。)

この多分の多分によって以下適当な妄想を考察・解釈としつつ本編の感想をだらだらとここに記事するのであります。(書きながら考えるスタイルはいつも同じ!!)



 
とはいっても肝心のテーマと要点が何なのかいまいちよくわかってないんですが(最悪だな)、
これって結局セリヌンティウスの「信頼/不信頼」を人物化したのが「メロス/王」で、セリヌが信頼したい、信じたい、という葛藤が”メロスが走る”ということに具象化されている・・ということなのかな?
この、信頼したい、君を信用したい、というのはやっぱり本編の流れからして父親に向けたもの・・なのか?
それとも他人全般という意味での”人間”か、それとも自我という意味での”自分”なのか・・?(核がよくわかってないって考察として最悪だよなぁ・・)

父親の信用/信頼を回復したかった、というセリヌの苦悩でしょうか。
それともその苦悩によって引き起こされる”私はもう誰も信用/信頼することができない”という拡大解釈的な広義な意味なのか・・?

あ、でもなんか後者の方がそれっぽい。それっぽいけど証拠がない。ちくしょう。

ああ、じゃあそうだと勝手に仮定するとこの物語は
 父親からの愛を失い他人を信用することが出来なくなったセリヌが誰かを信用してみようとして他人に命を預けるお話
・・なのか?

セリヌにとって誰かという他人を信用するということは命をかけるほど重大、というか危機的な状況で、こんなにまでして裏切られたら父親の愛を失って屍同然になることと同義、ってことか?(おお、トラウマですねえ。見事に同じことをくり返してますね。)
父親のときは精神的な死だったけど、メロスのときは肉体的な死?
・・んー??

まあとにかく象徴的なお話でしたよと。(強引なまとめだな!!)
どう象徴的なのかはわからないけどなんかこうずっと見ててこれはセリヌの心の中のお話だと思えました。
少女革命ウテナもアンシーの解放(なの?)が描かれた作品だった(多分)ので、呪縛から解放される物語として走れメロスを同列に扱いました。
・・ウテナ好きな人は走れメロスも好きになれる・・(そうか?)といいな!(笑)



以下局所的な感想。
あと3日目のセリヌと王の会話、セリヌが10年前に受けた事故の真相について語っているところですが、あのとき王は陽のあたる屋外にさっさと出てってしゃべってるんですけど、セリヌは薄暗い屋内から出て行ってないんですよねー。
あの”境界線”というのはなんとなく象徴的でした。いや、単なるコンテの問題かもしれんけども。ああいう”一線を越えられない”とか”外に出られない”とかいう描写は好きですねー。
何かを暗喩してたのかなぁとも勘ぐれるけど結局わかりません。おいおいー。

まあでもあの掘り続けて完成した石盤の絵の赤ん坊を指さして
 「これはあなたです そして私でもあり・・ メロスです」
とか言ってるからねー。もうおおすみ正秋はすごいよねー。
もうこれがオチでいいんじゃないかとも思ったけどそうはいかんとな。

あとセリフがよかったです、最後のショタショタがメロスにもう走らんくてええよっていうセリヌからの伝言を伝えるところ・・。

 そう言ったんだな!・・セリヌがそう言ったんだな!!
 ・・俺がまだ走ってるって、思ってるんだな!

これさあ、もうさー。おおすみ正秋に拍手だったよねぇ。
もうすごいよ、どんだけMなのメロス!? とかアホな視聴者は思いました。アホなのはお前だ、ってな。
いやー、もう、おおすみ正秋っていいよねぇ・・。惚れちゃったよー
 

・・ていうかこれ紀元前358年?っていうとまだ少年愛とかがあった時代??
とか世界史赤点の腐女子がふと思いました。
冒頭でセリヌは銀髪のお姉ちゃん(見事に棒読みだった)のことを好きだったような言動をとっていますが、あれって当時の社会的にどうなの?と思いました。
まあアニメ映画で真面目に時代考証してセリヌとその10歳ぐらいの弟子で肛門性交前提の少年愛とか腐女子でさえゲロ吐きモノですから回避してくれてよかったところです。
いや、まあ見てる分には楽しいんですけどね。見てる分っていうのはつまりそういう事実がないところに勝手に想像をさしはさんでハァハァする腐女子という構図です。実際そんなことあったらもう胃を吐くぐらいの勢いです。
うわぁ・・そうかあ、プラトンの「饗宴」は少年愛賛美なのかぁ・・うわぁ・・・(いつの世も見た目の美=真実の愛につながるという悲しい事実にキモオタ腐女子は絶望します涙)


で、まあ都合良く話がズレましたが、この本編で唯一惜しいなあと思うのが王の改心。・・これねー・・。
本編ではメロスが帰ってきて王様びっくり、までで止まっちゃって、王様がしっかり改心してくれないんですよ。
言うなれば”人を信頼する”という役割をもつメロスの帰還で”セリヌが救われた”みたいなところがあったんですけど、なんか悪役が打ちのめされて終わるというのはやっぱなぁ・・まあしょうがないけど、彼の方も救ってやれればこの映画最高だったなぁ、とか・・。

まあウテナでも暁生については投げっぱなしで一生あの生温い空間に居続けるんだからそういうもんなのかな・・。私は黒い部分にこそ救いがあるべきだと思いたいが・・。




とまあ私のぬるい感想考察はどうでもいいので
 みんなこのアニメ映画見てください!!!!
あとさっさとDVD発売してください!!

・・良い作品ってどうしてこう知名度低くて売れないんだろうなぁ・・。
タグ:作画
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posted by nina at 13:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・劇場版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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